朝礼ネタ:決意と行動の違い
先日、『希望をはこぶ人』(アンディ・アンドルーズ 著)の中で「5羽のカモメ」と題された質問がありました。今の自分の心にグサッと刺さったので紹介させてもらいます。
「5羽のカモメが防波堤にとまっていました。そのうちの1羽が飛び立つことを決意しました。さて、残っているカモメは何羽でしょう?」
皆さんは何羽だと思いますか?
答えは「5羽」です。
なぜなら、そのカモメは飛び立つことを決意しただけで、実際にはまだ飛び立っていないからです。翼を広げて空を舞うまでは防波堤に止まったままで、残りのカモメとどこも違いがありません。
われわれ人間も同じだと思いませんか。「何かをしようと決意した人」と、「何も考えていない人」とでは見た目には何の違いも ありません。ところが人間は、他人のことは行動で判断するのに、自分のことは決意で判断することがあります。
しかし、行動を伴わない決意は、何の結果も生み出しません。決意することはスタートラインに立っただけです。そこから実際に行動して初めて決意を実現できる可能性が生まれるのです。
このことを常に意識し、いつでも飛び立てるようにしっかりと準備をしておくことが大切だと思います。
皆さんの決意を実現させるために、しっかりと準備をして飛び立てる一日にしていきましょう。