朝礼ネタ:新型コロナウイルスの症状は肺炎だけではない/血栓ができ悪化するリスクも
世界で600万人以上の感染が確認されている新型コロナウイルス。
当初は「新型肺炎」とも呼ばれ、重症化した患者が肺炎を起こして亡くなる例が目立ちました。それが最近の知見で、肺だけでなく全身に症状がでることがわかってきたようです。
新型コロナウイルスに感染しても多くの人は命に関わることはなく、感染しても8割は軽症か中程度、入院が必要になるのは2割程度、重篤になるのは5%程と言われています。
感染者の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスは鼻やのどから体内に取り込まれますが、ウイルスが肺に到達することで深刻度は増していきます。ウイルスが体内に侵入すると、免疫が攻撃するための肺胞が炎症を起こし、感染した細胞が死んでしまいます。その残骸や体液などが膿となり、肺に溜まって呼吸が難しくなってしまうのです。
そしてさらに影響は肺だけにとどまらないことが最近わかってきました。
・脳や目の結膜炎の炎症
・腎臓や肝臓の損傷
・下痢
・手足の指が血流不全を起こし、しもやけのように 腫れ上がる
といった症状です。
また「サイトカインストーム」と呼ばれる体内の免疫が、ウイルスの侵入によって増えすぎてしまい、正常な細胞も攻撃することで重症化するという指摘もあります。
こうした現象により血栓ができ、血管が詰まり容体が悪化するリスクも最近注目されるようになってきました。
日本ではコロナによる死亡者数が少ないこともあり、コロナとの関係の解明はこれからも大きな課題となりますが、今後も感染対策を怠らないように日々気をつけて過ごしていきましょう。
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