朝礼ネタ:物差し
仕事をする上で、自分の物差しは捨てる様にしてください。念の為補足すると、机の中の物差しの事ではありませんので安心してください。
仕事というものはカタチは違えど、誰かにアウトプットを評価されてその評価の対価としてお金を頂くことになります。
自分のアウトプットに対して評価をしてくれるのは、もちろん自分ではなく相手になりますよね。自分がどれだけ頑張った!素晴らしい出来だ!と評価しても、相手に評価されなければなんの意味も持ちません。評価はされないので、当然お金はもらえません。
あくまで相手の物差しに対して、言い換えると相手の期待に対して、どれだけ達成できたかが評価になります。期待にたいして下回るアウトプットですと、評価はわるいのでもらえるお金は少ないでしょう。とはいえ契約社会なので実際には契約通りのお金はもらえると思いますが、気持ちよくお金を払ってくれることはないでょう。
少なくとも、またお願いしたいなと思われることはないですよね。
一方で、相手の期待をこえるアウトプットを提供できたときはどうでしょうか。またお願いしたい!ときっと思ってもらえるはずです。
あくまでアウトプットを測るのは相手がもっているものさしです。自分のものさしは捨てて、相手のものさしについて考えるとより良いアウトプットができるようになるんじゃないでしょうか。
このひとは、どんなものさしを持っているのかな?どんなことに興味をもっていて、どんなことをしたら良い評価をしてくれるのかな?それだけを考えて対応できれば、立派な仕事になるとおもいます。
注意する点は、ものさしは毎日変わるという事です。もしかすると一日のなかでも変化しているかもしれません。期限が悪いときと機嫌が良いときで物の捉え方はかわりますよね?ただ、これはアウトプットする側からしたらコントロールできないこともありますので、場合によっては仕方がなかったと割り切る事も大切です。
あと、ここからは少し経験とテクニックが必要なはなしですが、相手がもっているものさしを自分が都合の良いように変化させるという事もできます。先程の機嫌が良い時と悪い時でものさしが変わる事があるという話ともリンクしますが、それならば相手の機嫌を良くしてしまえば良いのです。
ちょっとした贈り物をするでも良いですし、相手が好きな趣味の話をしてから本題に切り出すでも良いですし、やり方はなんだってありますよね。相手のものさしをコントロールできるようになると、仕事がめちゃくちゃ楽になるので、この話しは頭の片隅に置いておいてください。
メンタリストや占い師なんかは人のものさしを見ることが得意なので、話を聞いていると自分の事をよく理解してくれているような気になりますよね。
それって悪い気はしない事だとおもいます。自分のものさしは捨てて、相手のものさしのことを考えながらアウトプットしていく。これを是非あたまにおいて、日々の仕事にとりくみましょう。
posted by 今日の朝礼ネタ at 02:41|
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